How to lesson & rec singing
〜お歌〜
ここで書いているものは 菅井えり 独自のものだという事をご了承下さい。
自分のレッスンの仕方や、教えた時の事
関わっている歌手へのCD録音時の実践アプローチを書こうかなと
こちらではボーカルレッスンの受け付けはやっておりません。
事務所にお尋ね下さい。
1)「何のためのレッスンをしたいのか」
2) 「歌のうまい人が 教え上手なわけではない」
3)「自分の魅力的な音域はどこかしら?」
4)発声練習
5)聴くレッスン
6)レコーディングにあたって
7)休憩をする事も
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2) 「歌のうまい人が 教え上手なわけではない」
さて 本題に(∧_∧)
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4)発声練習
個人レッスンを受け持ったり、自分の発声練習用のテープを作る時には、 限界音よりも1つ高い、1つ低いものをピークに持ってゆくレッスンも中に組み込みます。 また 魅力的と感じる音域とその2つぐらい高い、低い所ばかりを繰返し発声する練習 低い音から 急に高い所に飛んだ時にうまく声が切り変えられる練習。 色んなパターンを織り込んで 今ならCDにして 『毎日練習してね^^』と渡します。 発声練習って レッスンの日だけじゃなくて、毎日繰り返す事が喉も作ってゆくので大事なんですが、 音階だけの発声練習って 退屈に思えますよね。 日常の仕事や色々な事に追われると、なかなか本格的には出来ない。 だけどやり方を覚えると ピアノや教則用のCDの前に立たなくても 家や車や雑踏で誰にも聞こえないような所で ちょこっとでも出来ちゃう部分 もあるんです。 最初は退屈でも、どんな所が自分が弱いかなって思えるようになったり 声出しておこう〜とか思えるようになるといいですよね^^ 自宅ではなかなか大きい声を出せない。 小さい声での練習も中に取り込んでいます。 大きな声を出すだけが発声練習ではないと私は思っています。 発声練習でも録音をする事があります。 そこでカツゼツのいい場所悪い場所、癖などが分かる事も多いんです。 クラッシックの方々はどんな楽器でも毎日練習されていますが ポップスってなかなかそういう感じにはならない。 デビューすると地方にキャンペーンに出かけたり、 ライブがあったり。 まだ上記のものがある人達は幸いですが、 レコーディング以外で歌った事がない。っていう人も沢山いるのも事実。 そうすると 余計に歌の練習したって・・・って思ったりもします。 悲しい現実ですよね。 関わる歌手の人には、いつまでも歌を歌う人間なんだって事を感じていられる ように願うばかりです。 |
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5)聴くレッスン
私が行うレッスンの中で大事な事の1つは 「聴く耳を持つ」という事です。 自分の声がどのように響いているか 客観的に聴く事が出来ると よかった所、悪かった所がわかるようになります。 それには 録音をして聴いてみる。 という事をしています。 ライブ等のテープを聴いた事があっても、 そのままOKとやり過ごしている事もあれば、 感情が高ぶっているその場では「これちょっと変かもしれない?」「ううんOK !いい感じじゃない?」っていう事もあるでしょう。 自分で分かっているつもりでも、以外と「あれ?こここんなに歌っていたっ け?」 という所もあったりします。 「あら私って、こんなにカツゼツ悪かったっけ?歌詞が聞こえないわね」 とか・・・色々 練習の時には 気をつけて歌ってみる事も心がけますが、 あまりに客観的に「あ、間違えた、 あ!しまった」 と分かる人には、その逆方法 「気にするのは後でいいから、とにかく思った通 り思いっきり歌ってみて。 今は練習なんだから^^」 と。 性格やその人の能力や発達度によって様々 スタジオのお仕事をしていると、自分で判断しながら、進めて行ける事がプラ スにもなりますが ソロの人には「思いっきりさ」というのは必要ですよね。 |
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6)レコーディングにあたって
楽曲を歌ったり、その曲のレコーディングをする時ボーカルディレクションを
する事があります。 ボーカルディレクションにもタイプは色々。 大抵の場合、そのディレクションをする人の好きなものがチョイスされたり、 好きな歌い方を求められたりもします。 また音程ばかりを気にして、今ではPC録音でピッチを揃える事が出来るので、 その機能を多様してしまう場合もあるようですが、 よほど音程が悪くない限り(そんな人歌手になるなって話もありますが^^ ;)その機能は、他の小さな良いニュアンスまで消してしまうので、使いたく ないものです。 出来るならば、自分の思う歌い方がそのままCDに乗りたいですよね^^ 自分で納得したいものです。 歌う人のタイプは様々ありますが、レコーディングで大事なのは、 「どのくらい声が持つタイプなのか」という事です。 1,2回歌うと声が終わってしまう人もいれば、いつまでも歌える人もいる。 休憩を挟むとまた歌える人もいます。 それを自分で分かっていたり、ディレクションをする人が分かっていると、スケジュールもたてやすいですよね。 女性の場合は生理の周期で調子が出ない時もありますから、 時間に余裕のあるレコーディングの時には、それも考慮するのがいいでしょ う。 喉の粘膜だけでなく、身体全体の事ですし、耳も衰えるとヘッドフォンに返っ てくるオケや声がわかりづらくなる人もいます。 曲によっては何度も歌えるものもあれば、「サビは高い音域で続けてなかなか 歌えない」って言うケースもありますから、 1曲通して歌いたいか、部分的に歌いたいか。っていう相談もします。 音程ばかりにこだわって、萎縮してしまうと、いい歌が歌えないです。 そうなると以外と最初のテイクがいいケースも。。 ただ、歌っているうちに声が出てきたり、声が終わってきたりして、前後のつ じつまがあわなくなったりする事も。。 ボーカルブースの中に入っていると、ディレクションをする人達がいる部屋の 会話が聞こえません。 少しの間(ま)が、不安にさせる事もあるんですよね。 「よくないのかな・・・だめなのかな・・」ってなる前に「機材の具合で ちょっと待ってね」って伝えたり。 また、同じ場所を何度も何度もやり直しを言われると 「何が悪いんだろう?」って思う事もあります。 「ここがね いつもよくないの。聴いてみてくれる?」 ちょっと声をかける事で緩和するものならば、 本番のレコーディングの時にはなるべく不安材料を取り除いてあげたいもので す。 この「ここがいつもよくない」って場所ってあるんですよね。 他の所はいつもスムーズにいくのに、どうしてもこの場所だけが・・・って 本番にのぞむ前に練習録音が出来るならば、何テイクが録音してもらって、 やはり自分で聴いてチェックしてみるのもいいかもしれません。 とはいえ、なかなかそういう時間が取れないのが、現実なのですが。 マイクの使い方も慣れてくれば、近く、遠くと色々出来るのですが、 ここでは長年のプロの人を対象として書いていないので、 「うまく逃げる方法」 は、やめておきます(笑) |
地声をずっと使う発声練習やレコーディングって結構喉が疲れます。 休憩って結構大事。 練習の時にも、休憩を何度か取ります。 中には1時間、2時間とか休憩をしてからまた歌うとさっき出来なかった所が すっと出たりという事も人によってあるんですが、 なかなか そんなに時間は取れないですし、レッスンだったら受けている方も時間がもったいないって思いますもんね。 休憩中に、そのアーティストの事、歌いたい歌や、どんな事を悩んでいるか など話したり、 録音したものを聞き直したり。 また御飯を挟む時があると思うんですが、御飯を食べると声が変わる事がよくあるので、それも考えながら録音して行くのも大事な事です。 |
これでこのコーナーは一応おしまい。
細かい事は、書くとキリがなくなってしまうので 何かきづいたりしたら付け足します。
とにかく本番になったら、堂々と自分を出し切る。
それが出来るためにも、自分の歌に自信が持てるように頑張りたいものです。
自分への戒めでもあります\(__;)
またディレクションに際しても、皆、試行錯誤です。
本当は何が正解か、売れれば正解。といってしまえばそれまでですが、
歌い手本人が納得して成長も出来る方法を一緒に学んでいる気がします。
関わった人達が、その時は分からなくてもふとした瞬間に
「あ、これかあ 言ってた事って」って分かるように成長してくれると
とっても嬉しいです。
私も覚える事がまだまだあります。
覚えた事を消化出来るように、沢山の引き出しが出来るように
心の間取りを広げたいと思います。