アメリカらしい出音をまんまハイフアイに録る、という方法に乗った分業。
まずミュージシャンは自分の機材での出音に責任を持つとこから始まり、
エンジニアはEQでゴチャゴチャいじらない。
その音は流石の一言で、トーン、レンジ感、エフェクトの空気感、音圧
弾いた瞬間パーフェクトという印象。
さらに内容もリードトラックをオブリ、ソロ含めてダ〜っと録った訳ですが、
かつて聴いたAORのレコードにソロだけあえてルカサーなどというのが多かった事実を
裏付けるかのごとく、試し弾きからオッケーまでの2〜3のテイクのそれぞれ全く違う
アイデア、アプローチの見事さ。
感服いたしました。
さすが世界のロック・スタジオ・ソロイストという仕事ぶり。見事でした。
今回のサウンドはルカサー・モデルともいうアンプ、ポール・リヴェラの
ボーンヘッド(なんと5台もってきてた)にLexiconのPCM70でステレオ・ディレイ
というシンプルな音色が多かったようです。
(ビリーシーン/スティーブルカサー)二人ともビルボードのNo.1ソングを出したバンドのロックスターだけにそれぞれ
BMWにベンツとカリフォルニア・ロック・スター成り上がり物語り。な感じも
しつつ、やはりアメリカの音楽はシンプルにしかしいい音、というのが
基本であると、改めて思ったところです。