* Arcane/Crypto AngeのマネジメントJEAN-CLAUDE POGNANT氏が設立したアンダーグラウンドなレーベル。当初は、Eurodisc (WEA)傘下で Arcaneであったが、そして独立してCryptoレーベル(ディストリビューションはRCA)となる。フランスの新人掘り起しの他、英国のAC/DC、Be Bop Deluxeなどのレコード発売権を獲得して事業を行っていた模様。 |
Tangerine / De l'autre cote de la foret. | 1975 | さわやかなフォーク・ロック。フルートやさりげなく入るキーボード、そして女性ボーカリストValery Bteshの声が美しい。イタリアのチェレステのメロトロン抜きといった感じで、とても魅力的なアルバム。 | ||
Mona Lisa / l'escapade | 1974 | デビューアルバム。ダークな感じで、まだ素人っぽいところが残っている。ドミニク・ルゲネのシアトリカルというか、パリの裏町のシャンソン酒場かなにかで演劇をやっているようなイメージの歌声は既に登場。 | ||
Pentacle / La clef de songes | 1975 | アンジュのC.Decampsがプロデュースした唯一作。アートワークこそ空中浮遊する鍵を抱いた坊さんが間抜けな感じだが、音楽自体はリズム隊もしっかりしていて、儚くもダークな音色のキーボード、しかし、メロディと歌がとてもシャンソン的で実に美しく雰囲気の良い傑作。愛聴盤。 | ||
Mona Lisa / "grimaces" | 1975 | 2ndアルバム。おもちゃ箱をひっくり返したように音楽が飛び出てくる。なんともチープだが勢いがよいところが魅力。 | ||
Carpe Diem / En Regardant Passer Le Temps | 1975 | 幻想的な白黒の城のジャケが素晴らしいし、音楽自体も、きわめてオリジナリティの高いもの。少しジャズっぽいリズム隊を基に、淡く同時にきらびやかな音色のキーボード、伸びやかなソプラノ・サックスと甘いトーンのギターのリードによる進行、さらに、わずかにもの悲しく、シャンソン的なボーカルが入ると感動もひとしおの大傑作。 | ||
Little Bob Story / High Time | 1975 | BobことRobert Piazzaが英語でロックンロール歌っている。デビューアルバム”High Time”のレコードを500円位で入手したが、予想外に格好良かった。 | ||
Tangerine / Memoire | 1976 | 2作目。Valery Bteshが抜けてしまった。演奏はしっかりしているし、メロディーもそれなりによいよいのだが、全体としては期待が高まってしまうスリーブデザインに比して普通のフォーク・ロック/ポップスといえよう。仏語もあるが、英語で歌っている曲も多い。 | ||
Wapassou / Messe en Re Mineur | 1976 | 自主制作?のファースト後、Cryptoから出したセカンドアルバム(当時はこれがファーストかと思っていた。まあ、Crypto3部作の最初だからそんなに間違っていないか。)。key, g, vlnの変則的な編成。当時は世界でもっとも美しい音楽をやるバンドの一つといわれていた(ような気がする。)。浮遊感のある演奏の上での女性スキャットが美しい。 | ||
MONA LISA / Le Petit Violon de M. Gregire | 1976 | 3rdアルバム。音が立体的になってきて、演奏も安定し、ルゲネのボーカルも瑞々しい。ようやくプロっぽくなった、彼らの最高作。旧B面は、すべてを使った組曲(独立した3曲で構成)。 | ||
Carpe Diem / Cueille le Jour | 1976 | 2nd。レコードA面は小曲5曲(ほとんどがインスト)。B面は20分を越える大曲。淡いトーンのキーボードに導かれ、徐々に演奏が盛り上がっていくのだが、イタリアンロックなどと違い、吹っ切れた、とまではいかない。これがフレンチ・ロックの魅力として受け入れるべき。MUSEAのCDは、レコードのA面とB面が入れ替わり。この大曲から始まる。もともとこれがバンドが意図していた順番らしい。 | ||
J.C.Vincent / Lettre Au Passe | 1977 | J-C Pognant氏が変名で発表したアルバム。バックには、C.Decampsや、Tangerine、Carpe Diemのメンバー等がサポート。曲はC.Decampsが作曲していて、クリプトレーベルの学芸会の様な感じだが、結構悪くないアルバム。 | ||
Metabolisme / Tempus Fugit | 1977 | 瑞々しい仏語のボーカル、淡くシンフォニックなキーボードで出だしはとても魅力的。やはりフランスでしか生まれないようなメロディと演奏。しかし何かが足りない(これがフレンチ・ロック!)。あまり売れなかったらしい。 | ||
Valery Btesh (Tangerine) / Reves Cristal | 1977 | Tangerineから独立したValeryのソロアルバム。これはフランス語の歌数曲を含む基本的に夢見系のフォークで捨てがたいものだと思う。 | ||
JPM & CO / phantasmes | 1977 | ヘビー・シンフォのVisitorsの仕掛け人Jean-Pierre Massiera (“Salambo”にも声で参加他Cryptoのアルバム達にEngineer等で結構クレジットされている重要人物。)のプロジェクトで、ファンクなロックだったり、歌謡曲の様なのが登場したりと、かなり怪しげなアルバム。ジャケットも表裏いずれもイカれている。トルコ辺りの辺境ロックみたい?プログレとは言い難いサイケな作品。 | ||
Atrantide / (same) | 1976 | YesのHeart of Sunrise, Your Move, Mood for a Day, Long Distance Runaround, Roundaboutと並べて仏語のボーカルを加えたようなアルバム。これもMassiera氏のプロジェクトであり、Visitorsに参加していたPatrick Attali (vo), Bernard Torelli (g)も参加している。吹き出してしまうほどのパクリさえ気にしなければ、演奏もなかなかよく概ね好盤。 | ||
Wapassou / Salammbo | 1977 | 3rd。冒頭からきっちりとしたピアノなどの音と、堅い口調の語り、行進と、前作とはだいぶイメージが違う。彼らの作品中、最もスキがない傑作。 | ||
MONA LISA / Avant qu'il ne soit trop tard | 1977 | 4thアルバム。レコード発売当時、ジャケットを見て買うかどうか、一瞬躊躇した記憶あり。裏ジャケットも情けない。一方、音は従来に比して洗練されてきている。刺激的なシンセサイザーの音が少し気になるところはあるが、これを代表作とする説もある。 | ||
Michel Moulinie / Chrysalide | 1978 | Michel Moulinie(g,b)は、CryptoのMike Oldfieldとも言われているが、全5曲の本アルバムは、深淵な音色のキーボードをバックにアコギとエレキギターが鳴り響くもので、むしろ独のPopol vuhの”aguirre”あたりに近いかなと思われる好盤。 | ||
Jean-Michel Brezovar / Rue de Salbert | 1978 | Angeのギタリスト、Michel Brezovarのソロ。内容は、アメリカンスタイルの普通のフォーク&ロック。歌は英語。仏語はアルバムタイトルだけ。プログレではない。アンジュをあえて脱退してやりたかった音楽が「これ?」2と疑問符の2乗ぐらいついてしまう。アンジュ在籍時には、とてもフランス的なよいメロディの曲を書いて演奏してたのに。。。そのラインを期待すると肩すかし。 | ||
Cortex / Pourquoi | 1978 | クリプト移籍後のCortexの3rd。ジャズロックというよりは、フランス語ボーカルで、フレンチポップの様でもあり、ひたすらエレピなどが中心のファンキーなサウンドになっている。 | ||
Daniel Haas & Yves Hasselmann / Coulers Du Temps | 1978 | Angeのベーシスト、Daniel Haasが、ange脱退後、Yves Hasselmann (key)と組んで発表したアルバム。全曲インスト。HaasとHasselmannがそれぞれが作曲した曲を、4曲ずつ寄せ合っている。ジャケットの通り、薄もやのなかで、さりげなく演奏しているフランス的な軽い感じの好作品。 | ||
WAPASSOU / Ludwig | 1978 | 4th。クリプトでのワパスー三部作の最終作。当時、このアルバムの裏ジャケのメンバー写真みて、それまで謎だったたどたどしいギター(ベースも兼任)が女性であったことを知った。出だしが美しいが、途中が少しダレる。一般には最高作と言われているが。小曲が入っていて、これがなかなかよい。 | ||
MONA LISA / vers demain | 1979 | 5枚目。voのドミニク・ル・ゲネが去り、それまでdrだったフランシス・プーレがvoに。というとピータ・ガブリエルが脱退してフィル・コリンズがvoをとったGenesisを思い出すが、Mona Lisaはひと味違う。今までkeyだったジャン・ポール・ピエルソンがgに転向。さすがにトニーバンクスは根っからのkey奏者でgには転向しなかった。結果的に、演奏はプロっぽくなった。曲はポップに、というとやはりジェネシス・フォロアー?3曲目はトイレの効果音つき。 | ||
Yves Hasselmann / Mecanique Mentale | 1980 | Travelingのキーボーディストのピアノソロアルバム。 | ||
LABEL : Arcane 87.014 : Tangerine / De l'autre cote de la foret... 87.015 : Mona Lisa / l'escapade 913001 : Pentacle / La clef de songes 913050 : Mona Lisa / "grimaces" 913051 : Carpe Diem / En Regardant Passer Le Temps 87.035 913055 : Paul Brett / Phoenix Future 913076 : Little Bob Story / High Time LABEL : Crypto ZAC6400 : Tangerine / Memoire ZAL6401 : Wapassou / Messe en Re Mineur ZAL6402 : MONA LISA / Le Petit Violon de M. Gregire ZAL6403 : Carpe Diem / Cueille le Jour ZAL6404 : Claude Demet / horde ZAL6412 : J.C.Vincent / Lettre Au Passe ZAL6413 : Metabolisme / Tempus Fugit ZAL6414 : Valery Btesh (Tangerine) / Reves Cristal ZAL6415 : Little Bob Story / Like Rock'n'Roll ZAL6416 : OCEAN / god's clown ZAL6417 : Paul Brett / Phoenix Future ZAL6418 : Carpe Diem / En Regardant Passer Le Temps ZAL6419 : Mona Lisa / l'escapade ZAL6420 : JPM & CO / phantasmes ZAL6421 : Tangerine / De l'autre cote de la foret ZAL6423 : Atrantide / (same) ZAL6429 : Little Bob Story / Livin' in the fast lane ZAL6530 : GANAFOUL / Saturday Night ZAL6431 : CYBOTRON / cybotron ZAL6437 : Wapassou / Salammbo ZAL6438 : ABEIL - RIEGLER / la ou ailleurs ZAL6439 : TANGERINE PENTACLE MONA LISA PAUL BRETT / rock d'ici volmume 1 ZAL6440 : MONA LISA / Avant qu'il ne soit trop tard ZAL6441 : Michel Moulinie / Chrysalide ZAL6444 : Lecuyer Mike / a 7 plombes du mat'blues ZAL6448 : Jean-Michel Brezovar / Rue de Salbert ZAL6449 : KALEVALA ORCHESTRA / abraham's blue refrain ZAL6450 : Mona Lisa / grimaces ZAL6451 : Little Bob Story / High Time ZAL6458 : Cortex / Pourquoi ZAL6465 : killdozer Speed Queen Bloody Mary DALLAS GANG WAR MACHINE / rock d'ici vol.2 ZAL6466 : Ganafoul / full spead ahead ZAL6468 : Daniel Haas & Yves Hasselmann / Coulers Du Temps ZAL6469 : MANUEL BRAULE & JEAN PIERRE FRECHETTE / pour l'amitie ZAL6477 : WAPASSOU / Ludwig ZAL6478 : THE RAMBLERS - the kids are back to rock'n'roll ZAL6481 : Big Sam / beale street's ambassador of the blues ZAL6482 : Hank The drifter / a lonely stranger ZAL6483 : MONA LISA / vers demain ZAL6484 : JIM PEWTER / early years ZAL6485 : VA / cuvee speciale 5em anniversaire crypto ZAL6489 : GANAFOUL / live ZAL6490 : ROGER SERGE / authentic folk franc-comtois! ZAL6494 : Ganafoul / side 3 ZAL6497 : Yves Hasselmann / Mecanique Mentale ZAL6499 : Ganafoul / T'as bien failli crever |
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