* Ariston

1964年にAlfredod Rossiによってミラノで設立されたレーベル。
Stormy Six / Le idee di oggi per la musica di domani 1969 1st。まだ後のアバンギャルド性はなく、おっさん声フォーク・ロック。Franco Fabbri (g,vo), Luca Piscicelli (g,vo), Claudio Rocchi (b,org,vo), Tolo Zanuso (ds), Fausto Martinelli (org,pf), Mariella Cartago Scattaglia (contrabass), Aldo Amadi (cello), Anna Jacobi (viola), Maria Derseta (vln)
Claudio Rocchi / Viaggio 1970 元Stormy SixのC.Rocchiの1作目。Mauro Pagani (vln,fl)が協力している。少し70年代終わり頃のPeter Hammillのソロ的な孤高感ある、弾き語りのアルバム。
Nuova Idea / In the beginning 1971 メロディアスな部分も登場する、基本的にはオルガンとギターがリードするハードロック系アルバム。
Claudio Rocchi / Volo magico n.1 1971 大作2曲を含む第二弾。素晴らしいプログレフォークの名作。
Nuova Idea / Mr E. Jones 1972 前作の延長のようなサウンドだが、目覚まし時計の音ではじまり、ドラマが展開する構成から、少しプログレ系。つかみどころが無い感じではあるが、結構、キャッチーな楽曲も含むもトータル性のあるアルバムで、まあ、好盤だと思う。
Claudio Rocchi / La norma del cielo 1972 solo三作目。オリエンタルな香もあり、なかなかよい。
Gilda Giuliani / Gilda Giuliani 1973 歌唱力ある女性イタリアンポップス(カンツォーネというよりもシャンソンに近い)歌手G.Giulianiのデビュー作。待ちわびて(Serena)等、名曲多数。中学の時によく聴いた。
Nuova Idea / Clowns 1973 基本は変わらないように思われる。少しハイトーンでシャウトするボーカルに引っかかるところはあるが、キーボードの種類も多様で3作品中シンフォ度が最も高アルバム。なお、どうでもよいが、アルバムの始まり方が瞬間、原子心母の始まりの様。
Equipe 84 / Dr. Jekyll & Mr. Hyde 1973 Poohの様にポップなアルバムなのだが、後半になるとSaxがリードして少しジャズ・ロック風なインスト曲が有り、また、コーラスが厚く入ってきてシンフォニックになったりする。
Gilda Giuliani / Oggi un anno 1974 受賞を記念してのアルバムなのか(半分のサイズのふたのようなもののついたジャケの後ろ側を観ると彼女の受賞の姿が写っている。)、1作目のSerenaなど多くの楽曲が重なる2作目。名曲Parigi a volte cosa fa収録収録がポイント。
Equipe 84 / Sacrificio 1974 嵐の音で始まり、嵐の音で幕を閉じる、トータル感のある、彼らのアルバムではシンフォ度のとても高い名盤。
Gilda Giuliani / Si ricomincia 1974 バライエティに富んだ3作目。タイトル曲はフランスがオリジナル。Geronimo in cadillacのvlnがなぜか光っている。
Gilda Giuliani / Parlero di te (single) 1975 抜群の歌唱力のオーケストラによってとても盛り上がるイタリアン・ポップスの名曲(B面)。
Luciano Basso / Voci 1976 Key奏者Luciano Bassoの1作目。パーカッシブなオルガン、リリカルなピアノなどが素晴らしい傑作。Luciano Basso (pf,org,mellotron), Luigi Campalani (vln), Riccardo Da Par (ds), Passimo Palma (cello), Mauro Periotto (b), Michele Zorzi (g)
Gianni D'Errico / Antico teatro da camera 1975 交通事故死したSSWのGianni D’Erricoの遺作アルバム。嵐の効果音で始まり、ラストも嵐の効果音で終わるトータル感のあるもので、少し暗くもしなやかな楽曲が素晴らしい傑作。唯一作であることが残念。
Matia Bazar / Matia Bazar 1 1976 Matia名義でシングルを出していた(らしい)Antonella "Matia" Ruggiero (vo)を売りだそうとしていたアリストン・レーベルが、元J.E.T.のCarlo Marrale (vo,g)、Piero Cassano (key)、Aldo Stellita (b)、元Museo RosenbachのGiancarlo Golzi (ds)を集めて5人組で75年にデビューさせたバンド。デビューシングルは「夜をとどめて」(Stasera Che Sera)。同曲を収録した1作目で、アコースティック・ギターと暖かい音色のキーボードをバックにアントネッラが歌う、洒落たイタリアン・ポップス。2曲目のCavallo Bianco、5曲目のUn Domani Sempre Pieno Di Teなど、かなりドラマチックな曲。
Nova / Blink 1976 Osannaのエリオ・ダンナ(sax、fl)、コッラド・ルスティチ、ダニロ・ルスティチらによって結成されたジャズロックバンド。まだ、オザンナ時代の音の香りを残している。
Matia Bazar / Granbazar 1977 旧A面がライブということで、前作のいくつかの曲をいっきに演奏している。加えて、Beatlesのyesterdayのカバー。旧B面はオリジナルのスタジオ録音。
Luciano Basso / Cogli il giorno 1978 弦・管も多用されよりクラシカルな趣の名作である2作目。Luciano Basso (pf,synth,vibraphone,clavinet), Massimo Palma (cello), Gilberto Giusto (sax), Franco Scoblan (g), Oscar Dupre (b), Leonardo Dosso (bassoon), Giorgo Baiocco (fl), Uerea Tonetta Badelucco (soprano vo), Stefano Guardi (vln), Rossane Szamko (vln)
Matia Bazar / Semplicita 1978 どうもニューミュージック系歌謡曲のような。3曲目など、まるで太田裕美の曲ですといってもいいような感じ。それを受け容れたとたんに、とても魅力的なアルバムに!!!名作。
Matia Bazar / Tournee 1979 それまでのほのぼのサウンドから、トレやヴォーロがポップになったようなロック路線に。いきなり7分を越える曲で始まり、C'e tutto un mondo intornoとかドラマティックで名曲。イタリアン・ロックのバンドなんだなと、納得できる好盤。
Matia Bazar / Il Tempo Del Sole 1980 プログレ風に近いドラマチックな曲が多い。Antonellaのヴォーカルが、ロック風にシャウトしたり、巻き舌が飛び出たり、超高音のスキャットが飛び出したりと、縦横無尽に。ただし、多くの曲で、C.Marrale(かしら?)もリードボーカルをとっており、デュエット的に。Antonellaがどちらかというとバッキング・ボーカルとなっていたりするものも。傑作。
Matia Bazar / ...Berlino...Parigi...Londra 1982 KeyのP.Cassanoが脱退し、M.Sabbioneに交代。いきなり、エレクトリック路線のリリーマルレーンで始まる。Cassanoは抜けたが、Cassanoの曲は、2.Io Ti Voglio Adesso, 4.Che Canzone E, 7.Stella Polareと3曲ある。もちろん、これらの曲も、エレクトロニクスが全面に。この路線になって、A.RuggieroのLead-Voが炸裂。トリッキーというかアクロバティックというか、何が起こるか、飛び出るかわからん状態に。ラストのAstraは6分を越えるドラマティックな曲。Matia Bazarをはじめて聞いたのは、このアルバムの曲からなので、こちらの路線がピンと来る。
Matia Bazar / Tango 1983 Roberto Colomboプロデュース。ヒット曲ローマの休日入り。
Matia Bazar/ Aristocratica 1984 80年代に入ってエレポップ路線になってからの2作目に当たるアルバムであるが、レコードの冒頭から神主さんの様な声で「神道、守り賜え〜イヤー、イヤー!」と聞こえる台詞で始まり、その後テクノ調の伴奏にアントネッラの歌が始まる。イタリア語の楽曲自体はテンポもよく、途中で相の手「ソリャソリャソリャソリャ」が入ってくると目が点ならぬ耳が点になってしまう曲。タイトル曲をはじめ他の楽曲も良い(日本語のバック台詞は入ってこない)のだが、とにかく冒頭での衝撃が強すぎる。



LABEL : ARISTON


AR/LP 10035 Stormy Six / Le idee di oggi per la musica di domani 1969
AR/LP 11020 Claudio Rocchi / Viaggio 1970
AR/LP 12061 Nuova Idea / In the beginning 1971
AR/LP 12067 Claudio Rocchi / Volo magico n.1 1971
AR/LP 12075 Nuova Idea / Mr E. Jones 1972
AR/LP 12088 Claudio Rocchi / La norma del cielo 1972
AR/LP 12091 Gilda Giuliani / Gilda Giuliani 1973
AR/LP 12100 Nuova Idea / Clowns 1973
AR/LP 12107 Equipe 84 / Dr. Jekyll & Mr. Hyde 1973
AR/LP 12112 Claudio Rocchi / Essenza 1973
AR/LP 12114 Stormy Six / Guarda giu della pianura 1973
AR/LP 12122 Gilda Giuliani / Oggi un anno 1974
AR/LP 12134 Equipe 84 / Sacrificio 1974
AR/LP 12135 Claudio Rocchi / Il miele dei pianeti, le isole, le api 1974
AR/LP 12150 Gilda Giuliani / Si ricomincia 1974
AR/LP 12228 Luciano Basso / Voci 1976
AR/LP 12268 Gianni D'Errico / Antico teatro da camera 1975
AR/LP 12279 Claudio Rocchi / Rocchi 1976
AR/LP 12283 Matia Bazar / Matia Bazar 1976
AR/LP 12293 Claudio Rocchi / Suoni di frontiera 1976
AR/LP 12300 Nova / Blink 1976
AR/LP 12320 Matia Bazar / Granbazar 1977
AR/LP 12333 Luciano Basso / Cogli il giorno 1978
AR/LP 12345 Matia Bazar / Semplicita 1978
AR/LP 12354 Luciano Basso / Frammenti tonali 1979
AR/LP 12359 Matia Bazar / Tournee 1979
AR/LP 12374 Luciano Basso / Luciano Basso 1980

AR/LP 12383 Matia Bazar / Il Tempo Del Sole 1980
AR/LP 12392 Matia Bazar / ...Berlino...Parigi...Londra 1982
AR/LP 12402 Matia Bazar / Tango 1983
AR/LP 12418 Matia Bazar/ Aristocratica 1984





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