Brazilian

Aether
Visions 1999 1st。とろけるようなトーンのメロディアスなギターと、シンフォニックなキーボード。アルバム前半はCamelタイプ、後半は、穏やかでゆったりとした映像的な音楽。寝る前に最適。英語の歌。
Inner Voyages Between Our Shadows 2002 2nd。思いっきりシンフォ。ここまでドラマティックにされるとひたすら脱帽モノ。プログレ系御用達クラシック「禿げ山の一夜」入り。


Apocalypse
Perto Do Amanhecer 1995 2nd。ジェネシスタイプの典型的なネオ・プログレ。聴いて損もしなければ、聴かなくても損はしない。
Chico Casara (vo,b), Ruy Fritsch (g), Eloy Fritsch (synth,org,pf), Chico Fasoli (ds)
Aurora Dos Sonhos 1996 3rd。キーボードはバンクス風で、ジェネシスタイプのシンフォである点は前作同様。楽曲は、前作に比べ、大幅に魅力度アップ。Chico Casara (vo,b), Ruy Fritsch (g), Eloy Fritsch (synth,org,pf), Chico Fasoli (ds)
Lendas Encantadas 1997 物足りないと思ったら、91年にLPフォーマットでブラジルのみでリリースされた1stアルバムから7曲ピックアップし、また1stの別の1曲を再録、さらに未発表曲3曲を加えてCDフォーマットでリリースしたもの。


Marco Antonio Araujo
Influencias 1981 1986年に36才で死亡したギタリストの1作目。
Quando A Sorte Te Solta Um Cisne Na Noite 1982


Bacamarte
Depois Do Fim 1983 ブラジルのPFMと言われたそうだが、確かに、CelebrationやMr 9 till 5とそっくりな部分が登場したりして頷けるものがある。クラシック・ギターも素晴らしく、本家を陵駕しそうな内容。
Mario Neto (g), Delto Simas (b), Marco Verissimo (ds), Marcus Moura (fl), Jane Duboc (vo), Mr. Paul (perc)


Blezqi Zatsaz
Rise and Fall of Passional Sanity 1991 Fabio Ribeiro (key)率いるグループの一作目。


Egberto Gismonti
Agua & Vinho 1972 47年ブラジル・カルモ生まれ。6才からピアノを学び、その後、ギター独学。68年デビュー後、主として欧で活動、数枚のアルバムあり、ブラジル帰国後の一作目。
Egberto Gismonti (Arvore) 1973
Academia de Dancas 1974 ブラジル帰国後の3作目。シェラザード夜話を取り上げた組曲形式。オーケストラ、妖しい女性スキャットなどが、スリリングな演奏とともに展開。途中、穏やかなボーカル曲なども登場。複雑なメロディ展開のプログレ超名作。
Coracoes Futuristas 1976 前作に続き、バンド形式(Grupo ACADEMIA DE DANCAS)で演奏。よりタイトになっている。ラストはマハビシュヌ・オーケストラかZaoかと思われるような圧巻の演奏。Egberto (synth, p, e-p, g, vo)、Luiz (b),、Robertinho (ds)、Nivaldo (sax,fl) 他。vln, viola, cello, contrabass入り。
Carmo 1977
No Caipira 1978 Egberto (p, a-g, 12-g, vo, etc)、Mauro Senise (Sax,fl)、 Ze Eduardo Nazario (ds)、Zeca Assumpcao (b) 他。リズミックでラテンのサウンドが強調されている。
Circense 1980 Egberto (p,e-p,org,g,vo)、Mauro Senise (sax,fl)、Robertinho Silva (ds)、Luiz Alves (a-b)、他。オーケストラ入り。サーカスがテーマとなった作品。Jazz/Jazz Rockのアルバム。心地よくかつスリリング。
Fantasia 1982
Egberto Gismonti (Coracao Da Cidade) 1984
Trem Caipira 1985 Villa Lobosの作品を演奏したもの。Gismontiの他の演奏は、Nivaldo Ornelas (sax)、Bernard Wistraete (fl)、Jaques Morelembaum (vln)、Bibi Roca (ds)、Ge Mima (xilofone)等。


Os Mutantes
Os Mutantes 1968 サイケなポップの一作目。女性ボーカルRita Lee (vo)の歌声がポイント。
Os Mutantes 1969 2nd。Sgt pepper'sへのブラジルからの返答という帯に乗せられて聴いてしまったが、むしろSatisfactionが登場する。確かにサイケをブラジルのノリでやっているので、”返答”といえばそうかもしれない。ジャケット(表。裏側はキモイ)のとおりの、明るいノリのサイケ・ポップでgood!Rita Lee (vo), Arnaldo Dias Baptista (b,vo), Sergio Dias Baptista (g,vo) + Ronaldo Leme (Dinho) (ds), Ze do Rancho and Mariazinha (vo,viola,accordion)
A Divina Comedia Ou Ando Meio Desligado 1970 サイケな感じが後退し、独特のカラーを維持しつつ、ポップス的な曲、ロックンロール的な曲なども含む多様な内容。
Jardim Eletrico 1971 サイケからポップなロックへの移行期の作品。
Mutantes E Seus Cometas No Pais Do Baurets 1972
A eo Z 1973 プログレ系になってきた6th。音楽性の変化故にレーベルが難色を示し、90年代まで発売されなかったもの。ハモンドが良い音を出している。楽曲のプログレ/ポップ/ロックのバランスは、強いて言えばNew Trolls的に感じられる。Arnaldo Dias Baptista (mellotron,org,clavinet,cello,vo),Sergio Dias Baptista (g,,sitar,vo), Liminha (b), Dinho Leme (ds)
Tudo Foi Feito Pelo Sol 1974 大幅なメンバーチェンジをしての7作目。Moogが鳴り響き、また、ハモンドも格好良い。ベースがうなり、なかなかハードなシンフォ・プログレの傑作。Sergio Dias Baptista (g,sitar,vo), Tulio Mourao (pf,org,synth,vo), Pedro de Medeiros (b,vo).Rui Motta (ds)
Ao Vivo 1976 ライブアルバムであるが、既存のスタジオアルバムからの選曲ではなく、書下ろしを演奏している。この時期のMutantesはRitaの時代のポップでサイケなサウンドではなく、Sergio Dias Baptista率いるプログレ路線のもの。前作と同じメンバーはBaptista以外はRui Motta (ds)。


Mario Neto
Sete Cidades 1985 Bacamarteの二作目のような作品。


Recordando O Vale Das Macas
As Criancas Da Nova Floresta 1977 CDの1982のsingleも収録。
As Criancas Da Nova Floresta 1993 新録英語版。こちらの方がよい。


Sagrado Coracao Da Terra
Sagrado Coracao Da Terra 1985 バイオリニストのマルクス・フィアナ率いるサグラドのデビュー盤。ダイナミックで、美しく、華麗なアルバム。名作。Vanessa Falabella (vo), Marcus Vina (vo,Vln,key), Alexandre Lopes (vln,g), Marquinhos Gaughini (b), Nenen (ds), Ines Brando (pf), Giacomo Lombardi (synth), Fernando Campos (g), Sebastiao Viana (fl), Andeersen Viana (fl), Miriam Rugani Viana (harp), Gilberto Diniz (b), Paulinho Sandos (perc), Flavio Venturini (chor)他
Flecha 1987 2nd。シンフォ度は益々高まる。一聴しただけで思いっきり感動できる名作アルバム。
Farol Da Liberdade 1991 3rd。スリリングなバイオリンから始まり、テンションの高い演奏や、伸びやかで美しい曲など、目眩く展開が素晴らしい傑作アルバム。Marcus Viana (vo,vln,key), Paula Santoro (vo), Augusto Renno (g), Ronaldo Pelicano (key), Lincoln Cheib (ds), Ivan Correia (b), Anderson Viana (fl), Sebastiao Viana (fl) 他
Crande Espirito 1994 4th。壮大な演奏のアルバム。
A Leste Du Sol, Oeste Da lua 2000 5th。プッチーニの蝶々夫人、バッハのアレグロ、ドビュッシーの月の光入り。前4作に比べると若干散漫な感じがする。


Temps Fugit
Tales From A Forgotten World 1997 1st。伸びやかなキャメルタイプのシンフォ。
The Dawn After The Storm 1999 2nd。キャメル/ジェネシス路線は変わらず。ピアノやアコギを含めて演奏、楽曲ともに格好良く決まっていてvery good。
Chessboard 2008 久々のアルバム。3rd。思いっきりシンフォで感動!傑作。


O Terco
Criaturas da Noite 1975 3rd。前半はオルガン・プログレ。後半は、12分の大作1974などあり、ストリングス系サウンドがエモーショナルに展開。名作。Sergio Hinds (g,viola,vo)、Sergio Magrao (b,vo)、Luiz Moreno (ds,vo)、Flavio Venturini (pf,org,synth,viola,vo)
Casa Encantada 1976 4th。F.Venturiniが参加したのは前作と本作だが、これは全体的に小粒な曲で構成されるものの、前作の延長上のサウンドで相変わらずエモーショナル。


Terreno Baldio
Terreno Baldio 1976 76年のオリジナル・ポルトガルバージョンと、93年再録の英語バージョンの2種類がある。同じジャケットなのでややっこしいが、ポルトガル語が楽曲に合っておりオリジナルの方がよい。南米のgentle giantと言われたらしいが、なかなか歌のメロディラインもよく、名作。


Trindade
Trindade 1993 Marcus Vianaの自主制作作品。


Marcus Viana
Trilhas & Temas 1992
A Idade Da Loba 1995 サウンドトラックなどを集めたソロ・コンピアルバム第二弾。


14bis
14 bis 1979 1st。骨っぽい曲もあるが、ほとんどが泣きのメロディ。コーラスが素晴らしい。O Tercoを経て、そのエモーショナルな香りが残ったF.Venturiniによる名作。Flavio Venturini (key,vo), Vermelho (key,vo) Claudio Venturini (g,vo), Sergio Magrao (b), Hely Rodrigues (ds)
II 1980 2nd。基本的には前作と同傾向の歌モノ・ロック。メロがとても良く、コーラスも心地よい。6分超の演奏曲14bisは、オルガンをバックに、歌メロ部分がギターソロになっていて、Focusの様でもある。Flavio Venturini (key,vo), Vermelho (key,vo) Claudio Venturini (g,vo), Sergio Magrao (b), Hely Rodrigues (ds)
Espelho Das Aquas 1981 3rd。シンフォニックな味付けが益々冴えてきているし、優しげなボーカル・メロの美しさやコーラスの爽やかさが光っている。ラストのタイトル曲は、キーボードがリードするいくつかのテーマから構成される7分超の演奏曲。
Alem Paraiso 1982 4th。シンフォニックさは後退しているが、たおやかで情緒的な、素敵な歌モノ・アルバムであることには変わらない。
A Nave Vai 1985 6th。ポップさが増した爽やかな歌モノのアルバム。曲は素敵だし、これはこれで楽しめる。
Flavio Venturini (key,vo), Claudio Venturini (g,vo), Hely Rodrigues (dr,vo), Vermelho (key,vo), Sergio Magrao (ds,vo)





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