* C.G.D.
(Compagnia Generale del Disco) 1948にTeddy Renoによって設立。(1959にSugar Musicに買収され、1988年まで活動を行っていたレーベル。その後はワーナー傘下となりCGD East Westとなる。
Caterina Caselli / Casco D'oro 1966 ビートの女王のデビュー作
Caterina Caselli / Diamoci Del Tu 1967 Caselliの歌声は、(歌声を張り上げるようなイタリア風でなく、)普通の歌い方。本作は当時のイタリアン・ポップスのアルバム。
Caterina Caselli / Caterina Caselli 1970 Rare BirdのSympatyもイタリア語で歌っているように、時代を受けて、バックの演奏が、オルガン、ギター、ドラムスなどが強調されたポップ・ロック調になってきており、それをバックに、歌っている。特段、歌がうまくなったということではないが、歌謡曲的にドラマチックな楽曲も含まれるアルバム。
Marcella / Tu Non Hai La Piu Pallida Idea Dell'amore 1972 1952年生まれのマルチェラの一作目アルバム。兄のGianni Bellaの曲の他、Battistiの名曲Io Vivro Senza Teなどをドラマティックに歌いあげている。また、「青い山脈」をはじめ、イタリア然としたオーケストラを導入した曲などもすばらしい。
Caterina Caselli / Caterina Caselli 1972 ロック、ポップスなど様々な曲をでカバーしている4作目。
Garybaldi / Nuda 1972 B. Fossatiのヘビーなギターの格好良い1作目。
Il Paese dei Balocchi / Il Paese dei Balocchi 1972 邦題が「子供達の国」だが、それから想像するのとはちがった、ヘビーなシンフォ。けたたましく弦が入ってきたり予想外の展開をする名盤。
Marcella / Mi... Ti... Amo... 1973
Caterina Caselli / Primavera 1974 壮大なオーケストラを導入したドラマチックな名作。
Streaking 1974 Mia Martiniの妹、Loredana Berteのデビュー作。ロック調の曲が多い。
Marcella / Metamorfosi 1974 ヒット曲「炎」を収録。
Marcella / L'anima Dei Matti 1975 Volo(Radius, Lavezzi,(g) Callero (b), Dall'Aglio (ds), Lorenzi, Tempera (key))をバックとしたライブ。スタジオ盤Negroも収録。
Umberto Tozzi / Donna Amante Mia 1976 SSWのTozziのデビュー作。よいメロディの歌の多いアルバム。
Mario Lavezzi / Iaia 1976 気持ち低めでリスナーを包み込むような歌声のMario Lavezzi(ex-IL VOLO)。VOLOのようなインスト曲「Nirvana」を含む傑作アルバム。
Marcella / Bella 1976 日本で人気絶頂期に出たアルバム。ディスコ調のオーケストラが古く感じられるが、歌声はシビレるし、楽曲はどれも素晴らしい。特に、ウンベルト・トッツィの作品Mi manca(炎の瞳)が光っている。
Loredana Berte / Normale O Super 1976 VOLOのメンバーが(V.Tempera、M.Lavezziがプロデュース)関与。結構よい歌ものロックアルバム。
Riccardo Fogli / Il Sole L'aria La Luce Il Ciero 1977 アレッサンドラを最後にI POOHを脱退したフォッリの3枚目。美しいストリングスをバックに歌い上げており、アレッサンドラのものを維持しつづけている。感動的なアルバム。
ALberto Radius / Carta Straccia 1977 ソロ第三弾。CGDから。これも前作の延長であるが、さらに、トレの4作目、ボーロの1作目の流れを強く汲むアルバムとして楽しめる。傑作。
Marcella / Femmina 1977
Pooh / Rotolando Respirando 1977 10作目。イ・プーの楽曲の良さが光ったポップス全開の名作。
Mario Lavezzi / Filobus 1978 歌ものとして聴くとよい。2作目。
Loredana Berte / T.I.R. 1977 Vince TemperaとMario Lavezzi (g,vo) がアレンジ、Fausto Leali、Mia Martiniらもコーラス、歌で参加。Walter Calloni (ds)、Stefano Pulga (key)らがバックを固める3作目。冒頭の曲はLealiのLeapoliに収録されている曲で、LealiのアルバムでBerteも歌で参加している曲。これを打ち込み中心で作っているので雰囲気はだいぶ違う。その後は、心地よいストリングス系シンセサイザーの鳴りつつもロック色高い楽曲をBerteが歌う。
Pooh / 1975-1978 1978 まさにオーケストラをバックにしていた時代からポップへと切り替わる時代のアルバム未収録シングル曲を含めたコンピ盤。アルバム未収録のTVサントラと思われるRisveglio / La Gabbiaがインスト曲でまるでGoblinの様に素晴らしい。
Umberto Tozzi / Tu 1978 3作目。明るいポップなアルバム。
Pooh / Boomerang 1978 11作目。カラッと明るいサウンドのポップ・ロックなのに、Robbyのkeyは、mellotron, ARP,moogなどなど。
Alberto Radius / America Good-Bye 1979
Loredana Berte / Bandaberte 1979 レゲエなども流行っていた当時にあった、ノリの良いイタリアン・ポップスを歌うアルバム。
Pooh / Viva 1979 ジャケは火・空気・土・水の4エレメントを表した顔と、意味ありげだが、ディスコ調の曲でいきなり始まる12作目。全体的にアメリカンなポップ・ロック風。
Mario Lavezzi / Cartolina 1979 3作目。これも素敵な歌ものアルバム。
Loredana Berte / Loredana Berte 1980
Pooh / Hurricane 1979 13作目で、世界進出のための英語バージョン。
Pooh / Stop 1980 AOR的な14作目。ECantero per teとか、IIncaなど印象的で良い曲が収録されている。
Loredana Berte / Made in Italy 1981
Pooh / Buona Fortuna 1981 15作目。とにかく、すべての曲が、良いメロディのポップ・ロックで、名曲。Poohlover以降の路線の頂点を極めた傑作
Giuni Russo / Energie 1981 F.Battiato プロデュース、A.Radius参加の、5オクターブの声域を持つと言われる女性SSWの作品。
Loredana Berte / Traslocando 1982
Giuni Russo / Vox 1983
Pooh / Palasport 1982 16作目の2枚組ライブ。とにかく、パルシファルまでフルにライブで再現してしまっている。単なる、アイドルバンド(?)なわけでも、ポップバンドであったわけでもないことはよくわかる。楽しいライブアルバム。
Pooh / Tropico Del Nord 1983 イタリアのバンドで最初にCD盤でアルバムを発表したのが本作。17作目。絶好調の初ライブ・アルバムを発表して、一旦区切りをつけて後、カリブで録音したもの。BLettera da Berlino Estなどはロック曲としてなかなか格好良い。また、CGrandi Speranzeはこの頃のPoohには珍しい6分を超える大作、EはQueenなみのコーラスでのアカペラ曲、トロピカルなITropico del nordなど、非常に意欲的な作品となった。
Giuni Russo / Mediterrane 1984
Pooh / Aloha 1984 18作目も世界旅行第二弾で、ハワイで録音。といってもハワイアンではありません。ジャケは模型のホテルの写真。ALa Mia DonnaなどではDoddyのギターソロが鳴りまくっており、若干ハードになっているが、前作の路線を踏襲。また、GIl Giorno Primaがドラマティックで素晴らしい。
Pooh / Asia Non Asia 1985 19作目。前々作からの路線を踏襲。ところで、ジャケットに描かれた英国のASIAのロゴみたいなのが気になる。おまけにインナーの歌舞伎町の夜に撮ったメンバー写真の背景が情けない。
Pooh / Giorni Infiniti 1986 20作目。ゲストのClaudio Pascoliによるsaxのおかげで、従来とは違うAOR路線。
Pooh / Goodbye 1987 21作目は、1986年のAOR路線Poohのライブアルバム。saxなどのホーンもしばしば登場して、Palasportとは明らかに変わってきている。中盤、昔の曲のメドレーでオーディエンスと一体となって合唱するところは、なかなかのもの。
Pooh / Il Colore Dei Pensienri 1988 22作目。AOR街道まっしぐらのアルバム。
Pooh / Oasi 1988 23作目。いきなり元気な音楽で始まり、華やかなディジタル・キーボード、いつ聴いても安心ボーカル。ゴージャスな感じの傑作アルバムだと思う。

LABEL : C.G.D.

CGD FG 5029 Caterina Caselli / Casco D'oro 1966
CGD FG 5033 Caterina Caselli / Diamoci Del Tu 1967
CGD FGS 5080 Caterina Caselli / Caterina Caselli 1970
CGD 69028 Marcella / Tu Non Hai La Piu Pallida Idea Dell'amore 1972
CGD FGL 5105 Caterina Caselli / Caterina Caselli 1972
CGD FGL 5113 Garybaldi / Nuda 1972
CGD FGL 5115 Il Paese dei Balocchi / Il Paese dei Balocchi 1972
CGD 69045 Marcella / Mi... Ti... Amo... 1973
CGD 69071 Caterina Caselli / Primavera 1974
CGD 69073 Loredana Berte / Streaking 1974
CGD 69082 Marcella / Metamorfosi 1974
CGD 69121 Caterina Caselli / Una Grande Emozione 1975
CGD 69178 Marcella / L'anima Dei Matti 1975
CGD 81333 Umberto Tozzi / Donna Amante Mia 1976
CGD 81382 Mario Lavezzi / Iaia 1976
CGD 81413 Marcella / Bella 1976
CGD 81178 Loredana Berte / Normale O Super 1976
CGD 20001 Riccardo Fogli / Il Sole L'aria La Luce Il Ciero 1977
CGD 20008 ALberto Radius / Carta Straccia 1977
CGD 20010 Marcella / Femmina 1977
CGD 20012 Pooh / Rotolando Respirando 1977
CGD 20022 Mario Lavezzi / Filobus 1978
CGD 20023 Loredana Berte / T.I.R 1977
CGD 20058 Umberto Tozzi / Tu 1978
CGD 20077 Pooh / Boomerang 1978
CGD 20122 Alberto Radius / America Good-Bye 1979
CGD 20158 Loredana Berte / Bandaberte 1979
CGD 20144 Umberto Tozzi / Gloria 1979
CGD 20162 Pooh / Viva 1979
CGD 20173 Mario Lavezzi / Cartolina 1979
CGD 20207 Umberto Tozzi / Tozzi 1980
CGD 20209 Loredana Berte / Loredana Berte 1980
CGD 20210 Pooh / Hurricane 1979
CGD 20225 Pooh / Stop 1980
CGD 20236 ALberto Radius / Leggende 1980
CGD 20264 Pooh / Buona Fortuna 1981
CGD 20269 Giuni Russo / Energie 1981
CGD 20321 Loredana Berte / Traslocando 1982
CGD 20360 Giuni Russo / Vox 1983
CGD 21210 Pooh / Palasport 1982
CGD 20333 ALberto Radius / Gente Di Dublino 1982
CGD 20373 Pooh / Tropico Del Nord 1983
CGD 20409 Giuni Russo / Mediterranea 1984
CGD 20437 Pooh / Aloha 1984
CGD 20471 Pooh / Asia Non Asia 1985
CGD 20537 Pooh / Giorni Infiniti 1986
CGD 77001 Pooh / Goodbye 1987
CGD 20286 Pooh / Il Colore Dei Pensienri 1988
CGD 20852 Pooh / Oasi 1988

CGD East West 9031 71085 Pooh / Uomini Soli 1990
CGD East West 4509-90400 Pooh / Il Cielo E Blu Sopra Le Nuvole 1992
CGD East West 0140 15531 Pooh / Buonanotte Ai Suonatori 1995
CGD East West 0630 15818 Pooh / Amici X Sempre 1996
CGD East West 3984 27171 Pooh / Un Posto Felice 1999
CGD East West 857384532 Pooh / Cento Di Queste Vite 2000
CGD East West 5050466-0050 Pooh / Pinocchio 2002
CGD 5050467349124 Pooh / Ascolta 2004

ascolto

イタリアンポップ歌手のCaterina Caselliが77年に、イタリアの老舗レコード会社CGD傘下に設立したレーベル。
Pepe Maina / Il Canto Dell'Arpa E Del Flauto 1977 タイトルどおり、フルート、ハープを始めパーカッションなどが絡んで大自然の迷路に迷い込んでしまった様な穏やかなインストゥルメンタルの好盤。
Area / 1978 Gli Dei Se Ne Vanno, Gli Arrabbiati 1978 本作からクランプス・レーベルを離れ(ついでにギターのPaolo Tofaniも居なくなった。)、アスコルト・レーベルに。そのためか、これまでの前衛的な部分は薄れてきた。余裕の演奏で、聴きやすくなっている。ただし、おきまりのバルカンは入っている。このアルバムが、空前絶後の炸裂ボーカリスト:Demetrio Stratos (vo,org,perc)の遺作。
Mauro Pagani / Mauro Pagani 1978 ソロ第一弾。地中海、バルカン、アラブなどの民族音楽を大々的に取り入れた、きわめてテンションの高い傑作アルバム。
Area / Tic & Tac 1980 Patrizio Fariselli (a,e-pf, synth), Giulio Capiozzo (ds), Ares Tavolazzi (b)が残り、サックス奏者等をメンバーに取り入れての最終作。出だしの曲は、前作の流れを汲んでいるが、やはり、デメトリオ・ストラトスのヴォイスが無くなってしまったのは残念。代わりにサックスなどがリードをとって全曲演奏のみ。半分以上が単なるフュージョンになってしまった。そういうアルバムだと思えば悪くもないが。


LABEL: Ascolto

ASC 20004 Pepe Maina / Il Canto Dell'Arpa E Del Flauto 1977
ASC 20063 Area / 1978 Gli Dei Se Ne Vanno, Gli Arrabbiati 1978
ASC 20093 Mauro Pagani / Mauro Pagani 1978
ASC 20224 Area / Tic & Tac 1980



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