* ATLANTIC RECORDS

米国のレコードレーベル。1947年、Ahmet ErtegunとHerb Abramsonによって設立。1967年にWarner Brosの完全傘下となった。
1970年頃からブリティッシュ・ロックにマーケットを見出し、注力している。

Led Zeppelin / Led Zeppelin 1968 この時期に、これだけのインパクトのあるアルバムでもってデビューしたことからして凄い。Communication Breakdownなど収録。
Yes / Yes 1969 記念すべきYesの1st。少しサイケで少しジャズっぽいオルガンロック。ビートルズのevery little thingを少しジャズっぽくカバー。
Led Zeppelin / II 1969 ライブの合間に録音を続け前作から10か月足らずで発表したWhole Lotta Loveで幕開けし、Moby Dickなども収録されている名盤。
Led Zeppelin / III 1970 アアアーと始まるImmigrant Songなど恰好が良い。後半でアコースティック度が増すサードアルバム。
Yes / Time & Word 1970 オーケストラを導入した2nd。タイトル曲はその後ライブなどで良く演奏される代表曲の一つ。
Yes / The Yes Album 1971 S.Howe加入。イエスの基本的なアルバム。ライブ定番ナンバー多数収録。数あるYesのアルバムの中でも、Close to the edge、Relayerとともにもっとも気に入っている傑作アルバム。オルガン弾きT.Kayeもいい。
Led Zeppelin / IV 1971 昔の学生バンドの定番「天国への階段」や、カラオケで歌って呆れられてしまった「Rock And Roll」などが収録されており、最高傑作と言われている。
Yes / Fragile 1971 R.Wakeman加入。FENでしばしばオンエアされているヒット曲Roundaboutが収録されていてYes全盛期到来のメルクマール的アルバム。冒頭1分過ぎあたりで、左右の音がよれるというか、左の音が瞬間落ちる。CD、レコードどちらも日本盤での現象であることに気付いた(米国盤は大丈夫だった)。日本にあるマスターの問題か。内容は、大曲4つと短い各メンバーのソロで構成。南十字星やHert of SunriseなどLiveでよく演奏されるが、複雑な曲であるという他、意外と感動しない楽曲でもある。
Yes / Close To The Edge 1972 1家に1枚的プログレ基本盤大傑作。タイトル曲のWakemanのオルガン速弾きパートの盛り上がりなど素晴らしいし、とにかくSiberian Khatruの疾走感が最高。ロジャー・ディーンの絵は内ジャケに描かれているが、これもまたよい。オリジナルレコードは、UK盤がきれいにまとめているのに比して、USA盤はド派手。やはり、ATLANTICのロックは本場が米国ということを反映しているのか。英国盤のMatA1B1は音圧高く凄く、これを聴いてからMat1病に罹ってしまった。
Led Zeppelin / Houses Of The Holy 1973 John Paul Jonesのキーボード率が高まり、No Quarterなども収録され、全体的に抒情的な度合も高まったプログレ耳に優しいアルバム。
Badger / One Live Badger 1973 The Yes Albumを最後に脱退したトニー・ケイが、次に結成したバンド。ジャケはロジャー・ディーン。ストレートなロックだけれど、ジャケ効果もあって、プログレ的オルガンロックとして結構確固よいアルバムである。
Hall and Oates / Abandoned Luncheonette 1973 2nd。
Yes / Yessongs 1973 B.Brufordはperpetual change、long distance runaround, the fishのみ。あとはA.White。ロジャー・ディーンが初めてエアブラシを使って描いたジャケット。複雑な楽曲をスタジオ盤どおりに再現するとの神話(←本当に単なる神話)が生まれたアルバム。これのビデオもある(「危機」の中間部がへんなイメージ映像になっていてじゃま。実は、ここはテープ録音されたパイプオルガンが鳴っているらしい。)。
Yes / Topographic Oceans 1973 勢いに任せて片面1曲計4曲という大作。2枚組全体を一気に聴きとおすのは体力が必要。後にyesshowsでP.Moraz版の儀式を聴いて、改めて見直した。
Hall and Oates / War Babies 1974 3rd。
Yes / Relayer 1974 P.Moraz加入。ジャケットも素晴らしいし、楽曲も何がなんだか分からない複雑にバトルしているThe Gates of Deliriumがめちゃくちゃ格好よい傑作。
Yes / Yesterdays 1975 America収録。あとは1st、2ndからのベスト。
Steve Howe / Beginings 1975
Chris Squire / Fish Out Of Water 1975 イエスの音楽を、オーケストラを導入して、もう少しゆったりとした感じにした雄大なシンフォニック・アルバム。B.Bruford、P.Morazら参加。
Jean-Luc Ponty / Aurora 1976 Mahavishnu Orchestraに参加すべく訪米し、米国Atlanticと契約してのソロ第一弾。Darryl Stuermer (g), Patrice RUshen (key), Tom Fowler (b), Norman Fearrington (ds)がサポートし、Pontyのスリリングかつ艶やかなvlnとダイナミックな演奏を堪能できる。
Jean-Luc Ponty / Imaginary Voyage 1976 タイトル曲は20分の4曲から構成される組曲。
Foreigner / Foreigner 1977 イアン・マクドナルドが参加しているということで、当時、注目。少し荒削りながらも、メロディも良し、タイトなロックで、傑作。
Yes / Going For The One 1977 R.Wakeman復帰。当時、タイトル曲がロックンロールだと話題になったが、実は奇数拍子が巧みに入っている曲。AwakenやParallelsなど名曲だらけで、復活Yesを印象づけてくれた名作。
Jean-Luc Ponty / Enigmatic Ocean 1977 Alan Holdsworthが参加しており、華やかでスリリングなジャズロックを展開。Holdsworthのギターが素晴らしい。傑作。
Emerson, Lake & Palmer / Works Vol.II 1977 アウトテイク集の様なもの。散漫。できれば、Works vol2としないでほしかった。
Foreigner / Double Vision 1978 よりこなれてきた傑作アルバム。
Jean-Luc Ponty / Cosmic Messenger 1978 前作 (Enigmatic Ocean)をより華やかな感じにした感じの好盤。聴いていて、いかにも彼らしいアルバム。
Yes / Tormato 1978 パンクが流行りプログレ大逆風時代、わかりやすい曲を作り行き詰まり感を、当時、感じた。しかし、その後もクジラは代表曲の一つとしてライブで演奏されている。
Emerson, Lake & Palmer / Love Beach 1978 ジャケットほど悪くない。
Jean-Luc Ponty / Live 1979 バイオリン、ベース、ギターなどが交互にソロをとっていくテクニカルかつスリリングな、1978年12月のライブ。Aurora, Imaginary Voyage, Enigmatic Oceanなどからの選曲。Jean-Luc Ponty (vln)、Palphe Armstrong (b)、Allan Zavod (key)、Casey Scheuerell (ds)、Joaquin Lievano (g)、Jamie Glaser (g)
Steve Howe / Steve Howe Album 1979
Foreigner / Head Games 1979
Yes / Yesshows 1980 1976〜1978のライブ。The Gates of Delirium、RitualはP.Morazが演奏。この2つがよい。
Yes / Drama 1980 J.Anderson, R.Wakeman脱退をTrevor HornとGeoff Downesでカバー。しかし、Into the Lensなどがタイトでよい。かつてのロックに戻った感じで、評価。
Classic Yes 1981 3rd,Fragile,Close to the edge, Going for the OneからのBest盤。Roundaboutなどのライブ入り。
Foreigner / 4 1981 Urgentなどヒット曲が多数収録されている傑作アルバム。
Jean-Luc Ponty / Mystical Adventures 1982 タイトル曲は5つのパートから成る20分を超える組曲。相変わらず、Pontyの官能的なバイオリンが素晴らしい。
Yes / 90125 1983 Yesは1981に空中分解。C.Squire、A.WhiteがT.Rabinとともに始めたCinemaにJ.Andersonが加わってYesを名乗る。最大のヒット曲ロンリーハート入り。Keyは帰ってきたトニー・ケイ。全然違うYesが登場したことにより、プログレとは違う80年代音楽の急先鋒となった記念すべきアルバムでもある。
Foreigner / Agent Provocateur 1984


LABEL : ATLANTIC RECORDS
カタログ番号はUKベースとした。


588 171 Led Zeppelin / Led Zeppelin 1968
588 190 Yes / Yes 1969
588 198 Led Zeppelin / II 1969
2401 002 Led Zeppelin / III 1970
2400 006 Yes / Time & Word 1970
2400 101 Yes / The Yes Album 1971
2401 012 Led Zeppelin / IV 1971
2401 019 Yes / Fragile 1971
K 50012 Yes / Close To The Edge 1972
K 50014 Led Zeppelin / Houses Of The Holy 1973
K 40473 Badger / One Live Badger 1973
K 40534 Hall and Oates / Abandoned Luncheonette 1973
K 60045 Yes / Yessongs 1973
K 80001 Yes / Topographic Oceans 1973
K 50086 Hall and Oates / War Babies 1974
K 50096 Yes / Relayer 1974
K 50048 Yes / Yesterdays 1975
K 50151 Steve Howe / Beginings 1975
K 50203 Chris Squire / Fish Out Of Water 1975
K 50228 Jean-Luc Ponty / Aurora 1976
K 50317 Jean-Luc Ponty / Imaginary Voyage 1976
K 50356 Foreigner / Foreigner 1977
K 50379 Yes / Going For The One 1977
K 50409 Jean-Luc Ponty / Enigmatic Ocean 1977
K 50422 Emerson, Lake & Palmer / Works Vol.II 1977
K 50476 Foreigner / Double Vision 1978
K 50505 Jean-Luc Ponty / Cosmic Messenger 1977
K 50518 Yes / Tormato 1978
K 50552 Emerson, Lake & Palmer / Love Beach 1978
K 50621 Steve Howe / Steve Howe Album 1979
K 50651 Foreigner / Head Games 1979
K 50757 Emerson, Lake & Palmer / In Concert 1979
K 60142 Yes / Yesshows 1980
K 50736 Yes / Drama 1980
K 50744 Jean-Luc Ponty / Civilized Evil 1980
K 50796 Foreigner / 4 1981
K 50872 Jean-Luc Ponty / Mystical Adventures 1982
7 90125 Yes / 90125 1983
781 999-1 Foreigner / Agent Provocateur 1984




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