四時間目 ひょうじょうけんきゅう

さ、これの授業が終われば待望のお昼休みじゃぞ!今日の給食が待ち遠しいのぉ。
おっとわしが給食を気にしてどうするんじゃ。わしは博士じゃったダニ。
さてと、そろそろチミらも絵のココロがかなり分かってきたようじゃな。
それではこの時間はその絵にタマシイを吹き込む勉強をするダニ。そう!表情じゃ!
表情の研究をするダニよ!!ではみなさまお手元の顕微鏡を覗いてくださいまし。


喜怒哀楽を描く


絵とはそもそも、無表情もさることながら時には、表情でキャラの感情を表現すればあの子のハートを射止めちゃう・なんてことも夢ではないかもしれんぞよ。そう、表情の表現とはそれほどに絵にタマシイを宿せるもっとも簡単で、かつミステリアスな方法なのじゃよ。それがこの基本でもある「喜怒哀楽」なのじゃ。

ふつうの表情


喜びの表現

怒りの表現

哀しみの表現

楽しさの表現

ポイント:口の中の毛虫

ポイント:頭の大噴火

ポイント:でっかい鼻ちょうちん

ポイント:理解不能な感じで

トータル・ポイントアドバイス
とにかく喜怒哀楽はキャラクターやイラストを描くためには最低限マスターしておくべきと、わしゃ自負しとる。そんでだ、出来るだけこの四つは過剰な表現でかき分けるとさらに効果倍増、一石二鳥、東京特許、焼肉定食、七色仮面、、と、四字熟語はこれぐらいにしといて、とにかく得てソンは無しとでもいいましょうか、まぁはっきり言ってなんでもええんちゃう?(えらいオチやなぁ)

表情を描くときの生理現象


喜の場合:なにげに微笑んでしまう

怒の場合:つい表情がゆがんでしまう

哀の場合:ついもらい泣きをしてしまう

楽の場合:本物のアホみたいな顔になる

ワンポイントアドバイス
絵の表情を描いてる時の生理現象、それがこの「表情現象(博士勝手に命名)」なのじゃ。すなわち「超常現象」をボケたわけやね。わかったじゃろか?いわばイラストにもボケが必要という意味ダニよ。それはそうと、そう、表情を描いてるときの自分の顔を見てみるのじゃな。その顔になぜかなってるのじゃよ。でもやっぱり人にその現場を見られるのはハズカシイもんダニねぇ。


スキのある表情


そもそも人は皆、ボーっとするもんである。喜怒哀楽と切っても切れぬ表情、それがこの、なんかアホみたいなボーっとした「スキのある表情」なのじゃ。特にこの表情が出るとき、それは「同時に2つの物事を考えてる時」とわしゃ推理したぞよ。まぁそうじゃ無い場合もあるんじゃが、何かこう、アンタ一体どこを見てんの?ってひと声かけてあげたくなるようなそんな状態。チミらにもそんな経験は無いダニか?

同時に2つの事を
考えてる時の表情


トイレに入った瞬間

ミスドでドーナツを
選んでるとき

電車の切符を買う
列に並んでるとき

 

 


社員旅行での温泉を
満喫してるとき

電車で本を読みながら、
停車駅名の放送を聞いてる瞬間

 

ワンポイントアドバイス
まぁとにかく何だかんだ言うて、ただ単にボーっとしてるだけなんやけど、その自然な状態が人間本来の姿だとわしゃ思うわい。なんじゃ?わしゃいつから哲学者になったんじゃ?まぁええわ。チミらも街角でこんな人を見かけたらそっとしといてあげましょう。


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