ネタバレ危険
結末やオチを書いているので、
映画を見ていないときには
決して見ないように!



サボタージュ

本当にスティーブが爆破で死んでしまうとは驚きの展開。映画で子供を殺してしまう展開とすることにはいろいろと議論があるのでは。ヒッチコック監督自身、数少ないミスの第一のものとして認めているらしい(あとは舞台恐怖症のミス)。スティーブが死んでしまったのに、ヴァーロック氏の、未来を考えようとは、えらく都合の良い話。テッドは、ロンドン警視庁のスペンサー刑事の変装であったのだが、その彼が映画館を見張っていたから、やむを得ずスティーブに渡したんだというヴァーロック氏の理屈もえらく自分勝手。結局、ヴァーロック夫人は、ヴァーロック氏をナイフで刺し殺してしまい、自首しようとするが、都合良く、ペットショップ屋が映画館にやってきて、そこで誤爆してしまうので、事件はうやむやに。スペンサー刑事のテッドは、ヴァーロック夫人の自首を止めてしまう。「Blackmail」のようなオチだったが、こういうのがヒッチコック監督の好みなのかしら。



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